BlockAwayの代わりを探すなら、まず「何ができなくて困っているか」を整理しましょう。インストールせずに公開ページを開くならProxySiteやProxyium、接続地域やIPセッションを細かく設定するならSocks5.IO、別のアプリの通信もVPN経由にするならProton VPNのアプリが候補です。
この記事では、Socks5.IOを含む7サービスの公式資料をもとに、使い方と制約を比較します。通信速度や動画再生を実測したランキングではありません。
料金・機能の確認日:2026年10月26日。過去の画面や資料に基づく記述には、該当箇所に確認日を記載しています。
BlockAwayの代替サービスは、使う目的で選びます
URLを入力してページを開くだけならWebプロキシ、対応ソフトに接続先を設定したいならプロキシサービス、端末のほかのアプリも対象にするならVPNアプリが適しています。同じ「BlockAwayの代替」でも、対象となる通信と設定の手間は異なります。
サービス |
利用方法 |
向いている用途 |
主な特徴 |
費用・制約 |
|---|---|---|---|---|
Socks5.IO |
対応ソフトにプロキシを設定 |
地域指定、IPセッションの制御、アプリやスクリプトでの利用 |
国・州・都市の指定、IPローテーション、スティッキーセッション。HTTP(S)・SOCKS5に対応 |
有料。動的レジデンシャルの従量課金は3.50米ドル/GB。設定が必要で、利用できる地域は商品や提供状況によります |
CroxyProxy |
Webプロキシ |
BlockAwayに近いURL入力型の操作 |
無料フォーム。動画・音声への対応を案内 |
BlockAwayとの関連を示す表示があり、障害の切り分けでは別の事業者も候補になります |
ProxySite |
Webプロキシ |
米国・欧州のサーバーを試す |
米国/欧州のサーバー選択とURL入力欄 |
無料・インストール不要。都市単位の指定はできません |
Proxyium |
Webプロキシ |
簡単なURL入力で公開ページを開く |
地域選択付きの無料フォーム |
ポーランド/フランスは一つの選択肢で、国を個別に指定できません |
hide.me |
Webプロキシ |
欧州経由の閲覧、ページ処理の調整 |
オランダ・ドイツ・フィンランド。Cookieやスクリプトの設定 |
無料・インストール不要。スクリプトを削除すると一部の機能が動かなくなる場合があります |
4everproxy |
Webプロキシ |
サーバーと出口地域を別々に選ぶ |
WebServerとIPLocationの選択欄、ページ処理設定 |
無料フォーム。設定項目が多いこと自体は、速さの根拠にはなりません |
Proton VPN |
VPNアプリ/ブラウザー拡張機能 |
別のアプリやブラウザー全体の通信に使う |
アプリと拡張機能で対象の通信が異なります |
無料プランあり。アカウント登録とインストールが必要で、無料アプリでは国を自由に選べません |
接続地域、Cookie、IPアドレスは別々に考える必要があります。ページが日本語で表示されても、日本のIPで接続しているとは限りません。また、一定時間同じIPを使うスティッキーセッションは、Cookieやログイン状態を維持する機能ではありません。
BlockAwayにつながらないときは、何から確認すればよいですか?
代替サービスのトップページ、目的のページ、必要な操作の順に確認すると、どこで問題が起きているかを切り分けやすくなります。トップページが開くだけでは、目的のサイトを利用できるとは判断できません。
- 代替サービスのトップページを開きます。 複数のサービスで開かない場合は、管理者が認めた直接接続や別のネットワークでも確認し、ネットワーク側の制限かどうかを切り分けます。
- 同じ接続先URLで比較します。 BlockAwayで開けなかった公開ページを代替サービスに入力します。読み込みの遅さを比べる場合は、短い時間内に2つのサービスで確認し、その後BlockAwayでも再試行します。
- 必要な操作まで試します。 ページ内のリンクやボタンを操作し、動画なら再生に加えて再生位置の移動も確認します。
一度速く表示できても、長期的な安定性までは分かりません。広告や確認画面が乗り換えの理由なら、有料サービスを契約する前に無料の画面を確認しましょう。本記事では、Webプロキシ5サービスの広告表示の有無を実測していません。
無料Webプロキシ・プロキシサービス・VPNの7選を比較
BlockAwayに近い操作で使えるのは、CroxyProxy、ProxySite、Proxyium、hide.me、4everproxyの5つです。Socks5.IOとProton VPNは接続方法が異なるため、必要な機能と設定の手間を合わせて判断してください。
1. Socks5.IO:地域指定とIPセッションを細かく設定したい場合
Socks5.IOは、接続地域やIPの切り替え方を設定し、対応するブラウザー・アプリ・スクリプトで使いたい場合に向いています。URL入力型のWebプロキシとは異なり、ソフト側にプロキシの接続情報を設定して利用します。
レジデンシャルプロキシは、国・州・都市の指定に対応しています。IPを切り替えるローテーション方式と、サービスで定められた時間内に同じIPを使うスティッキーセッションを選べます。
接続にはHTTP(S)とSOCKS5を利用できます。SOCKS5とHTTPプロキシの違いを踏まえ、利用するソフトが対応する方式を選びます。プロキシ設定に対応しているかに加え、必要な認証方式を扱えるかも確認してください。
2026年10月26日時点の公式製品ページでは、190以上の国・地域と8,000万以上のレジデンシャルIPを案内していました。これは事業者の公表値であり、希望する都市のIPが常に利用できることを示すものではありません。購入前には、必要な地域とセッション条件を確認します。

長期間同じIPを使いたい場合は、別製品の固定レジデンシャルプロキシが候補です。ISPが割り当てたIPアドレスをレンタル期間中に使用する商品で、動的レジデンシャルのスティッキーセッションとは区別します。
初めて利用する場合は、申し込み前に設定先のソフトを決め、プロキシの接続情報を入力できるか確認しておくと選びやすくなります。公開ページをたまに開くだけなら無料Webプロキシのほうが手軽です。地域やセッションを指定し、対応ソフトで繰り返し使う必要がある場合に、Socks5.IOの設定機能が役立ちます。
2. CroxyProxy:BlockAwayに近い使い方を続けたい場合
CroxyProxyは、URLや検索語をフォームに入力して閲覧する無料Webプロキシです。公式ページではダウンロードやプロキシ設定は不要と案内しており、ブラウザー拡張機能の利用は任意です。動画・音声への対応も掲げています。

2026年10月26日の確認では、BlockAwayとCroxyProxyのトップページに、同じServer IP「143.244.207.157」が表示されていました。また、Premiumリンクの移動先も同じCroxyProxyのPatreonページでした。
これらは両サービスの関連を示す情報ですが、すべての通信が同じ出口IPを使うことや、障害が必ず同時に起きることまでは分かりません。BlockAwayで障害が繰り返される場合は、CroxyProxyへの切り替えに加えて、別の事業者も試すと切り分けやすくなります。
3. ProxySite:米国・欧州のサーバーを試したい場合
ProxySiteは、米国または欧州のサーバーを選んで公開ページを開きたい場合に候補になる無料Webプロキシです。2026年10月26日に確認した画面には、サーバー選択欄、接続先URLの入力欄、YouTubeとFacebookへのショートカットがありました。

使うときは米国または欧州のサーバーを選び、BlockAwayで開けなかったURLを入力します。そのうえで、問題のあったリンクやボタンを同じ手順で操作してください。接続先と操作をそろえると、別のサーバー経由で改善したかを判断しやすくなります。
地域選択は米国・欧州という大きな区分で、都市単位の指定には向きません。YouTubeのショートカットがあっても、目的の動画の再生や再生位置の移動ができるかは個別に確認します。
4. Proxyium:インストールせず、簡単に使いたい場合
Proxyiumは、URLや検索語を入力するフォームと地域メニューを備えた無料Webプロキシです。確認した地域の選択肢は「Poland/France」「United States」「Singapore」で、ポーランドとフランスを別々に選ぶことはできません。

提供されている地域のいずれかで足りるなら、別のWebプロキシを手軽に試す候補になります。地域を選んで公開ページのURLを入力し、本文の表示だけでなく必要なリンク先まで開けるか確認してください。
フランスのIPを個別に指定したい場合には、ポーランド/フランスの組み合わせでは要件を満たせません。また、メニューの「Fast」「Slow」は事業者側の表示です。速さの判断には、実際に利用するページの読み込み結果を使います。
5. hide.me:欧州経由やページ処理の設定を重視する場合
hide.meの無料Webプロキシは、オランダ、ドイツ、フィンランドから接続地域を選べます。公式ページではアカウント登録とインストールは不要と案内しており、Cookie、URL・ページの暗号化、スクリプト、オブジェクトの処理を設定できます。

この3か国のいずれかを使いたい場合や、ページの処理方法を調整したい場合に向いています。まずは初期設定で試しましょう。スクリプトを削除するとボタンや動画プレーヤーが動かなくなることがあるため、問題が起きたら元の設定に戻して確認します。
無料Webプロキシとhide.meのVPNは別製品です。Webプロキシの説明では、ページの内容を処理するために復号し、再暗号化するとしています。データの取り扱いはWebプロキシ自身の説明で判断し、VPNの方針や暗号化オプションだけで安全性を決めないようにしてください。
6. 4everproxy:サーバーと出口地域を別々に選びたい場合
4everproxyは、プロキシサーバーを選ぶ「WebServer」と、出口地域を選ぶ「IPLocation」を分けて設定できる無料Webプロキシです。Cookie、スクリプトの削除、ページ暗号化、ページタイトル、固定URLなどの設定もあります。

接続条件を比較するときは、変更する項目を一つに絞ります。
- 初期設定で目的のページを開き、必要な操作を試します。
- WebServerかIPLocationのどちらか一方を変更します。
- 同じページで同じ操作を繰り返し、違いを確認します。
Cookieやスクリプトも同時に変えると、どの設定が影響したか分かりにくくなります。なお、有料VPNは別製品であり、無料Webフォームを使うためにVPNプランを購入する必要はありません。
7. Proton VPN:別のアプリの通信も対象にしたい場合
Webプロキシの画面外で動くアプリにも接続が必要なら、Proton VPNのアプリが候補です。無料プランでは、1台の接続、データ通信量無制限、自社広告なし、ノーログ方針を案内しています。

無料アカウントでも利用できるChrome・Firefox向けのブラウザー拡張機能もあります。ただし、対象となるのはそのブラウザーの通信です。別のアプリを使う場合はVPNアプリを選び、対象の通信がVPN経由になる設定か確認してください。どちらもアカウント登録とインストールが必要です。
無料プランのサーバー変更には制約があります。最初の接続先は自動で選ばれ、変更時も別のサーバーがランダムに割り当てられます。変更には待機時間があり、任意の国をその都度選ぶ使い方はできません。
有料プランでは選べる国や同時接続台数が増え、ストリーミングへの対応も案内されています。ただし、無料・有料のどちらも、あらゆる配信先に必ず接続できるわけではありません。
ブラウザーのプライバシー設定やプロファイル分離で代用できますか?
プライバシー設定やプロファイル分離だけでは、公開IPアドレスが変わるとは限りません。トラッキングの抑制、閲覧環境の分離、接続経路の変更は、それぞれ別の対策です。
ブラウザーのプロファイルを分けても、同じ接続を使っていれば公開IPアドレスが共通になることがあります。接続経路を変えたい場合は、各プロファイルに設定したプロキシも確認してください。公開ページを一度開くだけなら、URL入力型のWebプロキシのほうが手順は少なくなります。
BlockAwayの代替サービスは無料で十分ですか?
必要な公開ページを最後まで表示でき、目的の操作もできるなら、無料サービスで足ります。都市単位の指定やIPセッションの制御など、無料サービスにない機能が必要なときに有料サービスを検討します。
料金を比較するときは、単価だけでなく、有効期間内に実際に使う通信量と支払総額を見ます。Socks5.IOの従量課金とパッケージ料金では、2026年10月26日の確認時点で、動的レジデンシャルの従量課金が3.50米ドル/GB、100GBパッケージが1.25米ドル/GB・30日間有効でした。従量課金は、定額プランへの加入が不要な方式です。
| 利用方法 | 計算 | 支払額・実質単価 |
|---|---|---|
| 従量課金で2GB利用 | 2GB × 3.50米ドル | 7米ドル |
| 従量課金で20GB利用 | 20GB × 3.50米ドル | 70米ドル |
| 100GBパッケージを購入 | 100GB × 1.25米ドル | 125米ドル。利用可能期間は30日間 |
| 上記パッケージで20GBだけ利用 | 125米ドル ÷ 20GB | 実際に使った1GBあたり6.25米ドル |
この例では、30日間に20GBしか使わないなら、100GBパッケージより従量課金の支払総額が低くなります。パッケージの表示単価が安くても、使い切れるとは限りません。必要な地域・設定・利用条件を確認し、利用量を見積もってから選びましょう。
ログインや個人情報の入力前に確認したいこと
利用実態をよく知らないWebプロキシは、公開情報の閲覧にとどめるのが無難です。認証情報や決済情報を扱う場合は、データの取り扱いを確認したうえで接続方法を選びます。
BlockAwayのプライバシーポリシーは、ログファイルに含まれる情報として、IPアドレス、ブラウザーの種類、ISP、日時、参照元・離脱先ページ、場合によってはクリック数を挙げています。法執行機関からの正当な照会に必要な情報については、アクセスから60日間の保存を目標とする旨を記載しています。
また、第三者の広告ネットワークがIPアドレスを自動的に受け取り、Cookie、JavaScript、Webビーコンを使用する可能性も説明しています。これらは公開ポリシーの内容であり、実際の収集状況を監査した結果ではありません。
EFFの暗号化に関する解説が示すように、通信の暗号化だけですべてのプライバシー問題が解決するわけではありません。VPNでも、要求される権限や第三者とのデータ共有方針を確認しましょう。接続サービスを変えることは、通信を任せる事業者を選び直すことでもあります。
学校や会社などの管理ネットワークでは、承認された接続方法を利用してください。各サービスは、法令、接続先サイトの規約、事業者の利用ポリシーに沿って使用します。
迷ったら、どのBlockAway代替サービスを選べばよいですか?
BlockAwayが開かず、まず別のURL入力型サービスを試したいなら、ProxySiteかProxyiumが候補です。地域やIPセッションの制御が必要ならSocks5.IO、別のアプリの通信も対象にしたいならProton VPNアプリを検討します。
欧州の3地域やページ処理の設定を重視するならhide.me、サーバーと出口地域を分けて試すなら4everproxyが向いています。CroxyProxyは操作が近い一方、BlockAwayとの関連を示す情報があるため、障害が続く場合は別の事業者も比較してください。
最終的には、目的のページや動画で必要な操作が完了するかが判断基準です。有料サービスに移る場合も、地域指定やセッション管理など、料金を払って追加したい機能を明確にすると選びやすくなります。






